うるう秒を体感する方法

ITmediaでも「来年の元日は1秒だけ長い 7年ぶりに「うるう秒」 - ITmedia NEWS」のように元旦のうるう秒についてニュースが流れましたね。でこんな記事を書いてみる。

うるう秒とは

乱暴にいうと、地球の自転を基準とした時間と、原子時計を基準とした時間のずれが大きくなってきたので”60秒”をつっこんでつじつま(?)をあわせちゃいましょう、ということ。正確には「標準時・周波数標準のQ&A うるう秒に関するQ&A」とかいろいろ見てください。

じゃあ”60秒”って体験できるの?

ほとんどの人は体験できません。日本に数個しかない”60秒”を表示できる時計(例えば東京小金井の情報通信研究機構にある時計)とかなら見れます。

NTTの時報はだめなの?

元旦9時前からほんのちょっとずつずらしていく*1ので、50秒の後がいつもより1回多くなるわけではないです。

じゃあどうするの?

いくら人間にわからないずらし方といっても、ずらしている途中ではちょうど”裏打ち”になるタイミングがあるはずです。それを体験しようというわけです。
具体的には

  1. 秒までわかる時計を用意する。携帯や電波時計はダメかも(後述)。
  2. 元旦8時半くらいに時計をあわせる。
  3. 9時前あたりからNTT時報なりで、あわせた時計とのずれていくさまを体感する。
  4. 9時を過ぎたら時計と時報がちょうど1秒ずれているはず。

携帯は時刻の自動設定機能(auは標準機能)を切っておかないと「ずらした後の時刻にあわせる信号」とかに影響されてだめかもです。

*1:50.0秒、51.1秒、52.2秒、みたいな。実際にはこんなにわかりやすいずらしかたではない